マーケティング(日経文庫)
やる夫で学ぶマーケティング 無題のドキュメントを読みつつ、ブックマークコメントから誘導されて読んでみました。
著者の恩蔵直人氏は早稲田大学商学部教授で、マーケティング戦略を専攻している方とのこと。
事例を交え、分かりやすく、現代のマーケティングについて解説されています。
個人的には2章の”市場での競争とマーケティング”が参考になったのでメモ。
物事を適切に行うこと(効率性)よりも、適切なことを行うこと(有効性)こそ重要
競争相手について考える
- 4つの競争次元
- ブランド競争
- 産業競争
- 形態競争
- 一般競争
- 業界の魅力を決める5つの競争要因
- 業者間の敵対関係
- 新規参入の脅威
- 代替製品・サービスの脅威
- 買い手の交渉力
- 供給業者の交渉力
- マインドシェアとハートシェアは市場シェアの先行指標となっている
- 大半の企業はフォロワー的な存在である。ニッチャー企業がマス市場を狙おうとすると競争力を失ってしまう
- 企業は自社のマーケティング活動を価値連鎖と重ね合わせることによりコストと成果を検討しやすくなる。5つの主活動と4つの支援活動
- 原材料を組織内部にもたらす「内向きのロジスティクス」
- 原材料を最終製品に転換する「オペレーション」
- 需要を生み出す「マーケティングと販売」
- 製品に付与される「サービス」
- 「資材調達」
- 「技術開発」
- 「人的資源の管理」
- 財務・法務・企画などの「企業のインフラストラクチャー」